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制作担当の石原裕子です。
今日は私がなぜ THE FLAMENCOの5月来日公演実現に向けて走り回っているかについてお話しします。
まず、私の風貌をご存じの方は、もしかしたらひそかに私がフラメンコを踊っていると思っている方もいらっしゃるかもしれません。
が、 私は一切習ったことも踊ったこともございません
私とフラメンコの出会いは、35年ぐらい前に初めてヨーロッパ貧乏旅行に出かけた時のこと。その時たまたまバレンシアから列車を乗り継いでグラナダへ行き、洞窟っぽいところでフラメンコを観ました。
その時の私は
「スペインに行ったら情熱的なフラメンコ観なきゃ!」
ぐらいの気持ちで安宿から申し込んでいったフラメンコショーでした。全部覚えているわけではありませんが、たった一人緑のドレスを着た凛々しい女性とそのベースに流れるギターと唄が、なぜか私の心を射抜きました。
「何唄ってるかわからないけど 物悲しい中にめっちゃ強さが迫ってくる」
そんな感情を今でも覚えています。その時の私はスペイン語のスの字も話せない学生。これをきっかけにスペインという国に興味を持ち、スペイン語を話せるようになってあの人たちに声を掛けたい!と強く思い、それ以後、紆余曲折はあったものの、今はスペイン語を話し、スペインと繋がる人生を送っています。つまり、きっかけはフラメンコだったわけです!
そのあと同じようにビビッときたのがTHE FLAMENCO
衝撃的なフラメンコとの出会いから、4年後に留学し、スペイン語を理解できるようになりました。それ以降年に1回はスペインへ行くようになり、いろんなところでフラメンコを観ました。
でも、あのグラナダと同じ衝撃を感じることは中々できませんでした。なのでだんだん行かなくなってしまったのです。
しばらくして、THE FLAMENCOの石川亜哉子さんと現代舞踏の柴崎正道さんが出る舞台を錦糸町へ観に行ったとき、その時は何だかワクワクしたのを覚えています。体全体から発せられるエネルギーというか感情というか… よくわからないけどズシンときました。
石川さんはグラナダの現地コーディネーターとしてのお付き合いだったので、舞台に立った姿を見て別人かと思いました!
それをきっかけに、彼女がグラナダで尊敬するアーティストさんたちのVTRをみせてくれたり、グラナダへ訪問した時はショーを観に行き、35年前の雰囲気が脳裏によみがえってきて、私は再びフラメンコが好きになりました。
そう何を隠そう私がTHE FLAMENCOのファン1号なのです
踊りだけじゃ心に響かないフラメンコ
日本でスペインから来日するアーティストのフラメンコショーを観に行ったとき、衝撃的な前説がありました。
「手拍子や掛け声は演奏の妨げになることがあるのでご遠慮ください」
携帯電話を消してくださいじゃなくて!!と驚きました。もうその日はその言葉が気になってショーを楽しむところじゃなかったのを覚えています。
後でたずねたら、「フラメンコには独特のリズムがあるので、素人さんが手拍子してしまうと演奏に支障が出てしまうんです。」と説明されました。
それもそうかもしれませんが、邪魔するほど素人は叩かないと思うけど… 最初に禁止事項を言われるとテンション下がるよね~ と私は思いました。
でも確かに、ショーの現場はフラメンコ習っていない人やフラメンコを良く知らない人は少数派で、私のようなものはかなりアウェー感を覚えました。(私個人の意見です)
本当はそんな構えずに、自由に観るものじゃないかと思います。
音楽や踊り、唄って、多かれ少なかれ誰でも一度は、助けられたり、元気をもらったり、何かを始めるきっかけになったりしたことありませんか?
フラメンコは、もちろん色々知っていたほうが楽しめることもたくさんあります。でも、知らなくても、歌詞の内容がわからなくても、心にバシッと響くことがあります。
それは、唄とギターの音と身体で表現する踊り手
そしてそれぞれが出すリズムが一体となった時
![フラメンコ](https://static.wixstatic.com/media/1f1cbd_b4b3ff58ea924623ab1952d8684f269f~mv2.jpg/v1/fill/w_854,h_1055,al_c,q_85,enc_auto/1f1cbd_b4b3ff58ea924623ab1952d8684f269f~mv2.jpg)
そういう感覚を受け手が得る時、見る人が知識が有る無しはあまり関係ありません。
オープンマインドであるか それだけだと思います。
最近、スペインでフラメンコを観ても一体感の空気を感じられることが少ないと私は思っています。観光で行くタブラオというフラメンコを見せる場所は、その日スケジュールが合うアーティストでショーでユニットを構成していることが多いらしいので、それも納得です。
「初めまして〜」のアーティスト同士でやることも多いと聞きます。それでもフラメンコという芸を通じて即興でできてしまうのが、すごいところでもあるのですが…
ただやっぱりお互いがお互いの芸を尊重しあいながら、響きあう関係のアーティスト同士で奏で踊った時のフラメンコは観ている側にもストレートに伝わってきます。
こうなってくると言葉の違いを超えてなんか魂みたいなものが伝わってくるのです。
胸が熱くなったり、涙が知らずにこぼれたり、楽しくなって手を叩きたくなったり、声を掛けたくなったり。
「感情解放 自由だ〜」
そんな感じになれるのがTHE FLAMENCOのフラメンコ。貴重だと思います。
亜哉子、キカ、マヌエル、マルコスそして柴崎さん。みんなバラバラの性格なのに、なんかつながってるソウルメイトみたいな5人。考えていることは違っても、見てる方向は一緒。そんな感じです。
そんなユニット、THE FLAMENCO以外に存在しないと思います!
彼らの4年ぶりの日本での舞台。フラメンコ観たことないけどスペイン好き!という方
いつかフラメンコ観てみたいと思っていた方
最近、モヤモヤしている方
一緒に泣きたい方 笑顔になりたい方
♬楽しいお方も〜 悲しいお方も〜♬ 観にきてくださいね
人生変わりますよ! 一緒に感情解放しましょう!
35年前フラメンコを観たから今の私がある。そんな芸を一人でも多くの方に届けたい。
そう思ってTHE FLAMENCOのファン第一号の私は、色々なご縁に支えられながら広報活動と裏方仕事に励んでおります。
広報は苦手な私です。お手伝いいただける方がいらっしゃったら本当にうれしいです。
THE FLAMENCOの5月公演のチケットは theflamenco2020@gmail.com へメールいただくか、https://t.livepocket.jp/t/theflamenco2024
LIVE POCKETのページからご購入いただけます。会員登録など難しい!という方はメールでお問合せください。
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